ノーマークに投球

 こういう存在は一人でいい。感謝!いつも、はらを割って話してる

気付けば10年来の幼馴染。そして、野球部ではピッチャーとキャッチャー

のポジションで、サインよりも何を投げてくるかほぼ分かる。

 お蔭様で、投球の彼も「お前、絶対に怪我をするなよ」と、絶対的な

信頼を置いてくれてい。長年の息は永久的だと信じて止まない。生まれた

ことに感謝さえできる相棒だと心底思うんだ。

 そんな、彼が恋の話をしてきた。へ~、俺らに恋の話は初めてだなと

ワクワクしたんだ。好きな奴ができたって。直球だ。誰?って直球ストレート

投球。

今回ばかりは、キャッチしそびれた。マジ?俺も、実は意中だった。

自分のハートに気が付いたのは、たった今だ。正門で挨拶をする彼女に

引かれていたんだって。そんなところまで、似ていたなんて致命傷か?

 さあ、このハートに気が付いただろうか?ここで、ハラを割るべきか?

「お前も好きだろ?」。はやっ!

ばれてた?っていうより試した?「うん、ファンクラブ1番だ。お前は

二番でいいか?」。

 2人で大笑い。気が付かなかった恋心。ノーマークだった恋の感情。

親父にしたら、羨ましい青春だって。

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